時事通信 運動部2025年02月11日22時25分配信
前半、先制ゴールを決める神戸の武藤=11日、ノエビアスタジアム神戸
アジアの頂点に向け、歩を進めた。神戸が完勝で1次リーグを突破。今季のホーム初戦で4ゴールを奪い、大迫は「いい内容で、いい勝ち方ができた」。力を存分に見せつけた。
ボールを奪うと、一気に連動してペナルティーエリア内に人数をかける。理想的な攻めを終始続けた。先制点は酒井が攻撃の起点に。中央付近から左サイドに大きく展開。汰木がクロスを上げ、フリーの武藤がトラップして右足を振り抜いた。後半には鍬先、汰木が連続ゴール。最後はFKを大迫が合わせてとどめを刺し、上海海港に何もさせなかった。
8日の富士フイルム・スーパーカップは控え組を先発起用して、広島に完敗。宮代、井手口らけが人も多く、不安が残るスタートとなった。キャンプから取り組む戦力の底上げはまだ道半ば。吉田監督は「自分たちらしさを失ってほしくない」と求めた。敗戦からわずか中2日。主力がピッチで、チームの力と方向性を示した。
ACLEとJ1で過密日程となる今季。吉田監督は「今いる選手をどう成長させるか。一人でも多くレギュラーにすることが必要」と改めて気を引き締めた。一丸で乗り越えていく。
最終更新:2025年02月11日22時25分